BTSの兵役入隊が注目の的となっていますが
- 兵役特例
- 代替服務
- 補充役
などという言葉が出てきます。
今回はそんな「兵役特例」「代替服務」「補充役」ってどういうことを言うの?についてお届けします!
韓国の兵役:兵役特例とは
韓国は徴兵制を取っているので韓国国民の義務として兵役服務に就かなければなりません。
しかし、国が特定の資格を持っている(基準をクリアしている)人に対して現役での兵役入隊服務をせず兵役とみなす制度のことを言います。
兵役期間である約2年は短くはありません。
芸術や運動の分野で活躍する人たちが、その2年間の軍服務により活動ができなくなることによって外貨を稼ぐ機会を失うことになれば韓国の国、そして国民にも損害になると考え損失を防ぐための法案が議論されています。
韓国の兵役:代替服務制とは
兵役義務がある人が現役兵軍服務の代わる服務をさせる制度。
基本的に韓国では代替服務=補充役と言われます。
- 芸術や運動分野などで特定の資格を有する人
- 身体的な問題や疾病を持った人、家族を扶養しなくてはならない人
が該当となりますが、精神の病気等の例外的な場合を除き基本的には基礎軍事訓練は受けなければいけません。
代替服務のほとんどが公共機関や公共施設など「社会服務要員」として服務に就きます。
https://kankoku-vilogger.com/koueki-77
韓国の兵役:補充役とは
補充兵役の略。
元々は身体的な問題や疾病を持った人たち、家族の生計のためにいなくてはならないなど兵役入隊が不可能な人たちのための制度です。
他に、国のために活躍した「芸術体育要員」も該当し
- オリンピックのメダリスト
- アジア競技大会の金メダリスト
- 国際コンクールでの優勝者と2位入賞者
など芸術分野やスポーツ分野で定められた基準をクリアした人たちには、それぞれの得意分野で活動をすることで補充役として兵役の義務を果たしたとみなす規定もあります。
2022年9月現在の代替服務制の芸術分野はクラシックに限られているので、アーティストなど「大衆芸術」と区分される人たちにも代替服務制の対象に含まれるように提案されているということなのです。
まさにBTS(防弾少年団)がこれに当てはまります。
BTSは兵役特例?韓国の兵役代替服務や補充役とは?簡単に解説のまとめ
現行の基準ではBTSは兵役免除とはいきません。
だからこそ兵役の義務を代わりのものにするという兵役特例について議論されているのです。
賛成数が多いとはいえ、韓国で兵役服務に就くというのは絶対的であり行かないことが「悪」のように捉えられる雰囲気も根強いものがあります。
BTS(防弾少年団)のメンバーが兵役に行きたくないなんてことはないわけで、韓国国民としてその時を待っている中で騒動に巻き込まれているだけの気がします。
世界的なスターBTS(防弾少年団)だからこそ、兵役から逃れるというマイナスなイメージでないみんなが納得できるようないい方向で兵役特例が施行されるといいですね。